5月18日
山田 真子
東日本大震災が起きて約二ヶ月。その爪あとはとても深く今でも福島原発の放射線汚水除去作業の問題をはじめ、その汚染水による漁業への悪影響、電力不足など深刻な問題がいくつもあり、復興への大きな妨げにもなっています。
Swan Hillには、日本のことが大好きで今回のこの震災についても気にかけてくださる方々が大勢いらっしゃいます。まるで母国のことかのように心配してくださる方も。また、Swan Hillは山形市と姉妹都市です。そのため、山形や近隣の県の被害状況や情報が得たい、そして何か自分たちにできることはないだろうかという話しが多く出たため、震災についてのミーティングが三月に開かれました。メルボルンからわざわざよしこさん(山形県とSwan Hillを姉妹都市として結んだ方)をお招きして震災の現状や、山形県が受けた被害などをお聞きしました。山形県は直接的な被害はあまりなかったものの、宮城県から多くの被災者が非難しているということ、またそのために起こっている食料や避難所の不足が問題になっているなど様々な情報をお聞きました。
この話を聞き私たちは、‘’自分たちに今できることが何か無いか?‘’と話し合いを進め、あらゆる手段を考えました。しかし、募金活動をするにあたってそこにはひとつの問題がありました。それは募金活動の多さです。各地ですでに、ニュージーランドの震災のための募金をはじめ、オーストラリアの洪水被害への募金など、あらゆる場所で数々の募金活動が行われていました。みんな募金をすることに疲れてきている・・・そのような意見も出ました。そこで出た提案が‘’小学校や中学校の訪問、また、町で行われるマーケットなどで紙鶴を折り、そのようなイベントを通し募金をしてもらうという方法はどうか、鶴は平和の象徴といわれる面でもぴったりではないか。‘’という意見がでたため、私のホストマザーが中心となって第一回目が企画されました。

5月18日、私と私のホストマザーのアンはスワンヒルから約二時間かけてRobinvale Consolidated School に訪問しに行きました。先生方も生徒のみんなさんもとても好い方達で私たちを歓迎してくださいました。校長先生のDarrel McDooleさんは先ほど紹介したミーティングに参加された方の一人であり、また山形県にも訪れた経験のある本当に日本が大好きな方です。‘’地震と津波によって壊滅的な被害を受けた東日本の皆さんに元気を出してもらえるようみんなで千羽鶴を折って送りましょう‘’という先生のお言葉で生徒全員が協力してくださいました。
折紙の中でも折り方が複雑な鶴。その上、折り紙をするのは初めてという子が大勢いました。折って直してまた折っての繰り返し・・・大変な作業なのに、ひとりもあきらめず、紙がくしゃくしゃになっても必死に心をこめて折ってくれました。この日は合計3クラスの生徒たちと鶴を折る時間がもらえたのですが、最初の1クラスでもうくたくたになりました。さすがに一人で20人以上の生徒全員に鶴の折り方を一度に教えるというのはとても大変ですね。でも、楽しく素敵な時間をみんなと過ごすことができ、良い体験となりました。みんなの暖かい思いがたくさんこもったこの千羽鶴と募金。被災地の方々に一日でも早く届いてほしいです。
そして、6月2日には募金活動の一環として食事会を開催する予定です。これは、3月11日の大震災で東日本がどのような被害を受けたのか、また現在の状況などをより詳しく皆さんにお伝えし、募金活動に協力してもらうという企画です。一人でも多くの方が協力してくださり、関心を持っていただけるようなすばらしい会になるよう気合を入れてがんばります。
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