ID Cardは、馴染みのある言葉です。
その元になっているIdentity(アイデンティティ)となると、その言葉の意味を誰もが正確に把握しているわけではなく、自分のidentityをしっかりと理解し把握している人は、さらに少ないかもしれません。
精神的に大人になるということには、自分をしっかりと理解することがひとつの要素になります。自分をしっかりと理解するということは、自分のidentityを把握するということです。
自分が自分たる所以、人とは違う自分を成すもの、自分を創り上げているもの、自分を突き上げるニーズ、自分の軸となっている価値観など、自分が誰なのか、自分が何なのか、それを作っているものがidentityです。
内部から自分を理解するidentityもあれば、普段の人間関係、人々に見える自分の言動、社会的な地位や組織の中の自分の立場を通して周りの人々が自分を理解するidentityもあります。
内も外も含めて、自分を理解することができれば、生きることはとてもらくです。なぜなら、自分のidentityがわかっていれば、偽ることも、飾ることも、ムリすることもなく、ごく自然に、正真正銘の自分で生きることができるからです。
CAPDの授業で、2時間をかけて、それぞれのidentityを成すものが何であるかについて考えました。
日本を出た瞬間に、自分のidentityのある要素が明確に浮かび上がってきます。日本人、日本の文化、日本の伝統、日本の歴史、日本の流行、日本人のものの見方、考え方、日本語、方言など、今まで、自分を意識する中には無かった要素が、否応なく自分に突き付けられます。それが、異文化の中で暮らす自分に対して他の人々が持つidentityであり、そして、自分も必然的にそれを意識する機会が頻繁に起こります。
ホストファミリーでお世話になって全く違う家庭生活を体験することで、すべてが当たり前であった日本の家庭、家庭環境、家族、家族の性格、生活様式等々を客観的に眺めることになり、そこでも、自分のidentityを感じることになります。
また、日本の文化、日本人というものを外から眺めることで、そこでも、自分のidentityを感じます。そして、宗教や言語や習慣や民族やその他様々な要素を通じて、他の人々のidentityをより鮮明に観察し理解することができるようになってきます。
人間、誰もが、何千年、何万年と続く先祖からの遺伝子を受け継ぎ、それぞれのDNAを持ち、それぞれの個性を持ってこの地上に生命を授かります。
一人として同じ人はいません。それなのに、みな、比べるのです、自分と人を。比べる必要もないのに。
一人として同じ人がいなければ、一人ひとりは、みな、特別です。違っていて当たり前であり、違っているから魅力を感じるのです。
子どもたちには、早い年齢で、このことを理解し、自分のidentityについての関心を抱いて欲しいと思います。
それぞれがみな特別であれば、それを誇り、それに自信を持ち、それを愛することができるでしょう。
******
2学期は忙しい学期です。
日本語のボテンティア活動のリーダー、ハルノさんとアユミさんは、よく動いています。もちろん、参加者全員が。
6月末のURA Forumの1年組みの代表は、ユリナさんとミズホさんが努めています。Meetingにも欠かすことなく出てきています。
6月上旬には、Blacktown Girls High Schoolで開催されるCarnivale(カルニヴァーレ)という他民族多文化のお祭りに招待されています。それにもいろいろな出し物があり、ICETの生徒たちが用意しなければならないものがあります。
ミユさんとマオさんが今日からそのリーダーを引き受けることになりました。
2学期に入り、やらなきゃ、というみんなの気分の高揚が感じられます。
Global Issuesのクラスで、Canberra Tripを自分たちの映画にして発表する課題が出ていて、その発表が明日。放課後、生徒たちが、一生懸命作成に精を出していました。
あるグループでは、作成中にPCがフリーズし、それまで作りあげたものがすべて白紙に戻ってしまったという悲劇が起こったようです。でも、「ヨシ、ホストの許しを得て、3時間かかっても、一晩中かかっても、自分が(グループの代表として)仕上げる。だから、任せて!」と力強い言葉を残して下校した生徒もいました。
明日の成功を祈っていますネ。
「オーストラリアに来て約三ヶ月がたちました。Term1の最初は、正直右も左も分からないまま時間だけが過ぎていく感じでした。自分の意見があるのに伝えられないし、正直色んな事に戸惑っていました。それとは逆に、毎日が新しい事だらけで色んな発見もありました。
日本にいては分からない事、現地でしか伝わらない魅力など、全ての事が新鮮で、わたしは今の生活にとても満足しています。
先週からTerm2が始まりました。
少し遅いですが、Term2からconcert band clubに入りました。楽器はpercussion(打楽器)です。
全ての事に自分の力を最大限に発揮できるよう頑張りたいと思います!」 by Mao


人々は、どのように夢や希望を叶えるのでしょうか。
どのように、目的を成就し、目標を達成するのでしょうか。
描く夢や目標に達成するためには、そこに至る算段を考えなくてはなりません。
時間、資質、能力、資源、方法、戦略、計画、継続、努力、計算、管理、忍耐など様々な要素が上手に組み合わさるだけでなく、時には、幸運やタイミングなど、天から与えられる恵みも関係するかもしれません。
でも、一番肝心なのは、今、この瞬間に、形に出る積み重ねの積み木をひとつ積み上げている、ということです。
教育理念の実践も同じです。確実な成果を出すためには、明確な目的と目標を持ち、手段や方法を戦略的に、そして、効果的に使わなければなりません。それがカリキュラムです。
ICETには、どんなカリキュラムが組まれているのか・・・
授業や環境は整っています。そこに、生徒のやる気が加われば、成果は約束されています。
ミサトさんから、寄稿がありました。
「もう気付けば5月です。オーストラリアは今秋になり暗くなるのが早くなってもうすぐ冬が来ます。
Term 2が始まり、2週間ぐらいが経ちました。
オーストラリアに来て3ヶ月が経ち、当初よりは英語も話せるようになり、 最近はelectiveの授業が楽しくなってきました。
房枝先生に Term 1は慣れる期間、Term2は挑戦の期間と言われました。
Term 1は右も左も分からないオーストラリアですべてに慣れるための期間、Term2はガンガンactionを起こし授業でもがっつり勉強する期間。
留学生活の4分の1が過ぎてしまい、正直今のままで良いのかなとたまに考えてしまいます。
でも、考えて悩む時間も今はもったいないと思って、7ヵ月後なりたい自分になるためにactionを起こしていこうと思います!」
by Misato
以上、ミサトさんからの寄稿でした。なんとタイミングの良い内容でしょう。がんばりましょうね。
1にもAction、2にもAction、3にもAction!
毎日、使えば使うほど、英語はうまくなります。そして、求める成果により一歩ずつ近づいていくことができます。
なんとすばらしい日だったでしょう!
生徒一人残らず全員が、波に乗った日でした。
Well done, everyone!
生徒たち一人ひとりがそれぞれ満足ゆく1日を過ごすことができたのはとても嬉しいことです。

100m走、200m、400m、800m、1500m、ジャベリン、円盤投げ、砲丸投げ、ハイ・ジャンプ、ジャンプ、100mリレーなどなど、いろいろな種目がありました。
ほぼ全員が、何らかの、あるいは、幾種類かの種目に参加。順位なんて関係無い。参加する、その仲間になる、やってみる、遊び半分、なんでもいい。ともかくも、挑戦に臨んだことがすばらしい! Well done! 本当に何度も褒めてあげたいです、全員の心意気を。
オリンピック紛いの入場式。各ハウスの色に分かれての行進(?) とんぼ返りも見事に決まっていました。


DHSのコンサート・バンドがコンクールに参加しました。
ミズホさん、コウスケ(F)君、マユさん、アリサさんの4人が、昨日他校に演奏訪問し、優勝してきたとのこと。おめでとう!! このコンサートバンドは、学校行事の折には、いつも引っ張り出されて演奏します。6月にあるSOPAという演奏会には、必ずオープニングを担当します。ということは、この4名もステージで演奏することになります。
先日の「ソーラン節」と和太鼓も、SOPAの演目のひとつとして決定になったということなので、楽しみです。
*****
土曜日のNB校の始まりについて、宏子先生から次のようなお便りがありました。
「(金曜日)まさかあのようにたくさんの生徒さんたちを前にお話することになるとは思っておりませんでしたので、大変びっくりすると同時に感謝の気持ちでいっぱいです。また、生徒さんたちの活気が伝わってきて、本当に嬉しかったです。
さらに、とても懐かしく思いました。
土曜日は14人の生徒さんたちが始業式に集まってくださいました。先生方の打ち合わせの時間9時10分には集まっていてくださり、顔合わせをした後、始業式となりました。
まりあさん、ひかるさん、えりなさん、りかさん、かずこさん、みゆさんが各クラスに入ってお手伝いいただきました。
みなさん、とても楽しかったとのことで安心いたしました。特に私のクラスに入ってくださったかずこさんは、日本での職業体験でも幼稚園での指導を経験していらしたそうで、的確に生徒の補佐をしてくださり、ありがたかったです。
すばらしい生徒さんたちで、これからが楽しみです。
本当にありがとうございました。」
以上、宏子先生からのコメントでした。ありがたいことです。
*****
さて、早くも5月です。
3ヶ月が過ぎて、留学の4分の一ちょっとが過ぎたことになります。まだ、この時期に、すでに焦りを感じている生徒がいます。上手にならないのではないか、と。
明白に言えることは、今この瞬間を大事にしなさい、ということです。ということは、今できることを情熱をもって最大幅でこなしなさい、ということです。そうすることで、生徒たちの留学の目的は、必ず叶います。
留学してくる生徒たちが、目的として掲げるのは、毎年、決まって、次のようなことです。
自立する
世界を視る
異文化に触れる
自分の力を試す



