Archive for the ‘Just a thought’ Category

面白いサイトがありますので、ご覧になってみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=4BbkQiQyaYc

これは、人口の増加を世界地図の上で示すものです。黄河文明とインダス文明のあった中国やインドは、紀元前何世紀も前から相当の人口を抱えていたのでしょうが、このサイトでは、古代ローマ帝国のあたりから始まります。

文明の進歩とともに、世界のいろいろな地域での人口の増え方がわかります。

コロンブスの航海以降、マヤやアステカ、そして、インカの金銀財宝を吸い取り、持ち去り、その後のヨーロッパの隆盛がいかにすごいものであったかは、この人口の増え方でとてもよくわかります。

そのヨーロッパが今、自らが築いてきた金融システムの崩壊の危機に瀕しているのは、なんとも皮肉なことです。

圧巻は、近代的医学の発達や衛生状態の改善によるわずか50年ばかりの間の圧倒的な人口の伸びです。

ひとつの点が人口100万人を表すというのですが、地球全体が、どんどんと点で埋まっていきます。それに反して、カナダやロシア、そして、オーストラリアは、ほぼ空白のままです。

オーストラリアは広大な大陸で、日本の面積の約20倍あります。人口は東京都が約1300万人、オーストラリア全土で2千万人です。

地球上のエネルギー、空間、食料の供給は限られているのに、この人口の急激な増加に、私たちはどう対処していくのかというのが、この動画のメッセージです。

そして、今現在、地球上の人口は、目が回るような勢いで増え続けています。

http://www.worldometers.info/

「どう解決すればいいの?」という生徒からの素朴な質問。

解決方法があるのでしょうか。真剣に知恵を絞らなければならないことです。どんな解決方法が出てくるのでしょう・・・

 

 

 

「母の日」の祝い方は、日本とオーストラリアでは大きく違います。

オーストラリアは文化の一部となっていて、国をあげて「お母さん」の存在を感謝し祝います。

今日はすばらしいお天気に恵まれ、街中では、乳癌の予防と治療のための募金活動としてマラソン大会が催されたり、様々なところでいろいろなイベントが開催されていました。

日曜の朝市は家族連れで賑わい、ビーチではピクニックの家族が至るところに散らばり、レストランというレストランは、二世代三世代同席の家族客でいっぱい。

各家庭でもいろいろな祝い方があったことでしょう。留学中の生徒は、今日は、一人残らず、なんらかの形でホスト・マムに感謝の気持ちを示していることでしょう。明日学校で、いろいろな話が聞かれることと思います。

それだけに、日本のお母さんを強く思い、少しメランコリーな気分に陥った生徒もいるかもしれません。

 

世界のいろいろな場所で、政治的、社会的、倫理的、経済的、そして、サバイバルのためのいろいろな問題が起こっている中、今日のシドニーの海は、不思議なほどに静かでした。

ほとんどの波のない太平洋は、地球のあらゆること、そして、人間の問題を穏やかに包み込んでしまうようでした。まるで、母なる人々の深い懐のように。

今日の日が、母である方々にとりましても、これから母になられる方々にも、深い幸せが感じられる日でありましたことを祈ります。

そして、ご自分のお母様、ご伴侶のお義母様に心からの感謝を捧げられた日となりましたことを願っております。

お母さんの幸せは、子どもを、そして、家族全員を幸せにします。そうしたら、社会全体が良いものになります。母の力とは、それほどに大きなものかと思います。

 誰もが母を持ちます。

地球上のすべての「お母さん」に幸がありますよう。

 

 

明日は母の日。

日本でも母の日は、大きな行事なのでしょうが、オーストラリアでは、とても大きな行事です。

留学している生徒たちには、お母さんと呼ぶ人が新しくもう一人増えました。

2週間ほど前から、母の日にどうしようと考えていたようです。凝ったアルバムを作成している生徒、日本食を作ってあげようと献立を考え、日本のお母さんに(?)その材料を送ってと頼んだ生徒、友達と共同でパーティを計画している生徒、前日に仕入れたら花束を見つからないようにどこに保存したらいいのかなどと、みんな、いろいろな案を練っているようです。

特に男の子たちが真剣に考えている様子は、とてもかわいいものです。

「母の日」のこちらでの通常のパターンは、ママは、朝ゆっくりと休みます。子どもたちとパパが奮闘して朝ごはんを作り、ベッドまで運びます。ママは、ベッドの上でゆっくりと朝食を。

その後は、ドライブに出たり、ビーチでピクニックをしたり、近しい友達のファミリーと一緒にランチをしたり、子どもたちやパパからのプレゼントを開いたり・・・ レストランや観劇に出かけたり、家族からの特別なプレゼントとして旅行に出たりと家族によってそれぞれです。夜は、多くの家がBBQ。

日本にいらっしゃるお母様方には、ちょっと寂しいことですが、来年、おつりがくるくらい大事にしてもらえる企画がありますよう。

留学し、よそのお家にお世話になるようになって初めて、子どもたちの心に、日本の親御さんに対する感謝の気持ちが沸々と湧いてきます。自分がいかに甘えていたか、どれほど、お父さんお母さんに頼っていたか、どれほど大事にされていたか、初めて認識するようになります。

素直に「ありがとう」と言える生徒もいれば、その「ありがとう」がなかなか出せない生徒もいます。でも、みな、一応に、感謝の気持ちは抱いています。

母であることは、女性の特権です。

子どもの笑顔があれば、母の心は穏やかです。

子どもが幸せであれば、母の心も幸せです。

子どもが悲しんでいれば、母の心は、その何十倍も痛みます。

遠くからこの1年を見守ってみえるお母様方は、遠くに手離してしまった子どもの成長を一喜一憂しながら見守り、毎日祈ってみえることでしょう。

この1年は、とてつもなく貴重なものです。子どものその後の人生に大きな影響を持つようになる1年です。ご自分がどんなに寂しい思いをされても、その貴重な1年を子どもに贈られた母心。それは、どんなに勇気があっても、子どもへの大きな大きな愛情と信頼がなければできないことです。

それをあえて敢行されたお母様がたに、心からの賛辞と敬意を表します。

子どもたちは、どんなに感謝しても感謝しきれない贈物を授かったのです。今も感謝しています。でも、今の感謝は、親がしてくれたことに対する物理的なレベルのものです。この1年がどんな意味を持つようになるかは、時が経ち、もっと成長してからでないと本当の理解はできません。でも、それでもいいのです。いつか、きっとわかるでしょうし、感謝はもっとずっと深い精神的なものとなっていきます。

子育ては、簡単ではありません。食べさせ、洋服を与え、教育の機会を与えるだけではなく、一人の人間の人格を培わなければならないからです。

それ故に、子育ては、何にもまさる崇高なものです。

子どもを育てる喜びは、ほかに比較できるものはなく、それは母となった人の特権です。

遠くに離れていても、明日の「母の日」、皆様のお心が、母としての幸せと誇りに満たされるものでありますよう・・・

 

スーパームーンなるもの、世界中の人々が月の美しさに改めて魅せられたことでしょう。
満月の際に、月と地球の距離が最も近くなる現象なのだそうですが、今回のものは、ここ100年で一番近いものとのこと。それでも、約36万キロも離れているのですね。
私が毎月、星座や月の話をするので、生徒たちが笑います。「出た!」と。
星座には、ギリシャやローマの神話の物語があり、そして、月からは不思議な力が伝わってきます。少しでも、ローマ神話やギリシャ神話に関心を持つ生徒が出たらいいな、という思いからなのですが・・・
今は、おうし座ですが、今回の満月はさそり座です。おうし座は、周りの美や快適さを感謝し、楽しみ、毎日の生活に足を着けてしっかりと進んで行きます。さそり座の満月は、毒をもって制すほどに強烈なので、意識を覚醒し、変化や変身をもたらすものです。
月を見て、自分にどんな変化、どんな変身が必要とされているのか、新しい発想、新しいやり方が何に対して必要とされているのだろう、といったことを考えていました。
たまたま写真を撮りましたので、掲載します。
   
 
夜明け前のもの、空が白んできてからのもの、夕刻のものなど、いろいろな時間のものが混じっています。入り江や海の水面を照らす月の光は、なんともいえなく幻想的です。
話しが飛びますが、金曜日に、URA Forumの初めての話し合いがありました。URA Forumというのは、Understanding, Respect & Acceptanceのそれぞれの頭文字を取っています。違う文化や言葉を持つ若者たちが一堂に会し、価値観の違いや文化の違いを超えて、共存をめざすために何が必要なのかをディスカッションする場です。
名前は、文字通り、違いを「理解し」、「敬い」、「違いがあることを受け入れる」という意味です。フォーラムは、古代ローマで長老たちが集まって議論を戦わした場です。現代の若者たちに、たくさんの意見交換をして欲しい場です。
URA Forumは、ICETのひとつの大きな教育の場、交流の場となっています。今年は、他校からのリクエストもあり、1日ではなく2日に渡って開催することになりました。今までのやり方だけでは、2日間を本当に充実したものにはできません。新しい発想が必要なのです。
さそり座の満月は、フォーラムに関して、たくさんのアイディアを運んできてくれました。

旅は、先生がたの引率がなければ成り立ちません。

  

 

レーシング協会の会議や様々な責務の間を切り抜けて、私たちのために時間を作ってくださったMr. Gavin. 物静かで、あまり話をされない方なので、子どもたちには少し近づきがたい印象を与えてしまうのですが、実は、とても優しく、生徒たちが寄ってくれば、本当におもしろい話をたくさんしてくださいます。フランス語、イタリア語、インドネシア語を自由に操られ、F1レーシングをされたり、かつては、NSW州のアーチェリーのチャンピオンで、日本の弓道にも挑戦されたことがあります。

長い間、行政の立場でNSW州の州知事の教育顧問をされたり、NSW州の教育省にあって学校にESLを普及させるための制度作りをされたり、また、キャリアの最後は、大規模な女子高の校長先生として教育界に貢献され、公の立場からは去年リタイアーされました。

創設当時からICETのプログラムのアンカーであり、普段は、まったく顔を出されませんが、普段表に出ている私のバックボーンともなっていてくださっている方です。

生徒たちには、何度も、旅行中にMr. Gavinに話しかけ、おしゃべりをするよう勧めているのですが、何人が、その勇気を持ったか興味あるところです。

 

Mr. Manningは、ICETの副校長、教務であり、ESLの先生でもあります。ICETの1年組みだけでなく、11年生と12年生のESLも担当、しかも、IELTSの試験官でもあるので、彼の時間は、いくらあっても足りません。休暇中も、生徒たちのPCの整備、カリキュラムの整備のために何度も登校されています。

日本では、休暇中に先生がたが職務で学校に見えることは当たり前になっていますが、オーストラリアではありえないことです。それを彼は、ICETという特別なプログラムの教務担当であるが故に、見えないところで、一生懸命に、責務を尽くしてくださっています。

Mr. Manningもインドネシア語を話されます。日本と韓国に住んだことがあり、日本語も相当に理解されます。

休暇の最後の数日は、彼にとっては、極めて大事な時間でした。2学期の準備においても、そして、ご家族との時間を持つためにも。でも、4日間を返上してバスの運転、そして、引率のためについてきてくださいました。

いろいろな経緯で、楽しみにされていたANZAC Ceremonyに出られなくなってしまったことは、返す返すも、申し訳ないことでした。

先生がたには、お詫びや御礼を改めて申しあげる場もなく時間が過ぎてしまっていますので、その機会は、生徒たちと別途設けることにして、まずは、この場で、お二人に、心からの陳謝と謝意を述べさせていただきたいと思います。

本当にありがとうございました。お陰様で、今年も、この旅行を完遂することができ、大きな恩恵が多くの生徒の上にもたらされました。

 

今日から2学期です。

2学期は、繰り返しになりますが、本格的に学習に専念する時です。

外国に来て、新しい土地で、自分の居場所を探し、築くことに使った1学期。

いよいよと、その土台に立って、おもう存分、力を蓄える時です。

英語は、まず聞いて、読んで、語彙を注入します。注入と同時に使い始めたら、学びは恐ろしく速いものとなるでしょう。点を点で返すことになるので、反応がとても早くなります。

通常は、ある程度注入し、少し蓄積ができたら、使い始めます。点と点が自分の頭の中で少しつながったところで、安心して出せるのかもしれません。

でも、そこで、邪魔になるものがあるのですよね~   エゴなるものです。

文法が・・・

間違ったらどうしよう・・・・

みんなボクのことどう思うだろう・・・・

カッコ悪いことできない・・・・

そんなことを思っている間に、時間はドンドンと過ぎていきます。

間違ったって間違ったことに対しては、誰も何も思わない。むしろ、一生懸命試していることに感動を覚えるのに・・・

電話での会話で英語を使い始めた生徒。仕掛けても、どうしても英語を使おうとしない生徒。

その違いは、私にはわかりません。ただ、壁を飛び越えないと、勿体無いよ、と思うだけです。

 

以下は、別な話題です。

今日は、新しい仲間が増えました。岩間康樹(コウキ)君。

Welcome to Australia and Welcome to ICET!!

少し遅れての到着ですが、かろうじて、キャンベラの旅に間に合いました。

ICETは、これでフルハウスになりました。このユニークなプログラムの恩恵を全員がフルに活用し、自分の未来の礎となるよう日々の努力を積み上げていって欲しいです。16歳、17歳の今日は、二度と戻りません。今日の日に、101%でもなく、99%でもなく、100%の自分を注入して欲しいです。

その毎日の積み上げは、やがて、すばらしく大きな財産として自分の元に戻ってきます。

今日は、野球で参加できなかった生徒が数名いたのですが、明日からの旅の準備で終わりました。普段、自分で食材を選ぶような機会はあまり無いのでしょう。それぞれのグループでメニューを作り、明日の夕食と翌日のランチまでの食材を購入することになりました。

グループに分かれてスーパーマーケットに。一番長いグループは、なんと2時間弱かかりました。慎重に慎重に選んできたのか、それともスーパーマーケットの棚のすべての品物を物珍しく吟味してきたのか(笑) いずれにしても、これも体験!

明日は7時の出発です。

旅先でPCがどういう気まぐれを起すのかも、また、私の時間がどうなるのかもわかりません。もし、グログの掲載ができない場合には、お許しください。今願っているのは、たくさんの写真を掲載できるのことなのですが・・・・

PCの世界は、想いと現実が極端に乖離してしまうところです。

 

 

 

 

 

 

2週間のEaster Holidayは、今日でおしまいです。

早く学校に戻りたい人。まだ、お休みであって欲しい人。

いっぱい遊んだ人。まだ、やりのこしたことがある人。退屈してしまった人。

みんな様々です。生徒たちから直接の連絡を受けている限りでは、みな、とても元気そうです。

明日は集合。あさってには、Canberraに出発するので、その用意です。

ESLの先生たちから、休暇中の宿題が出ています。私からも出ました。内容は、キャンベラについて、どんなトピックでもいいのでひとつ選んで、みんなとシェアできるよう調べてくること、というものです。どんな内容のものが出てくるでしょう。楽しみです。

今回は、4人部屋のキャビンに別れて宿泊します。それぞれのキャビンにキッチンがあり、トイレとシャワーがあります。

そこで、各部屋に予算が与えられ、その予算の中で、3回の夕食、3回のランチ、3回の朝食のメニューを考え、自分で材料を買い、自分たちで料理します。もちろん、ショッピングの場所などの心配は要りません。お金が余れば、グループで何に使っても良し。足りなければ、自分のお小遣いでお腹を満たさなければなりません。足りなくならないよう、十分な額が手渡されます。

お金を上手に使うためには、コミュニケーションを図らなければなりません。グループの中でも、また、他のグループとも。できるだけ材料が余らないようにし、お互いに助け合い、そして、食べたい物が食べられるように工夫しなければなりません。

休暇前にその案が持ち出された際には、「エェェェ!!」という驚きの声があがり、「料理なんてできない」「外食すればいいか」などの声も聞こえましたが、休暇が終わる今になると、「クッキングが楽しみ」「自分たちの好きなものが作れるのが嬉しい」「もう、メニューができた」「いつショッピングに行けますか?」というような声が聞こえてきます。

あとは、実際に、どれだけ、予算内で上手に賄えるか、そして、毎食の準備の協力ができるか、です。

明日は、1年組のみんなに会えます。元気な様子をお伝えすることができると思います。(また、公開ボタンを押してないことに気が付きました。これは、もう昨日の話となりました)

以下は、全く違う話題です。

今日、Facebookの模様替えをしました。二重になりますが、グログでも、この写真をご紹介します。

チルチルとミチルが幸福の「青い鳥」を探しに出る物語は、どなたも子どもの頃に読まれたことがあると思います。

この写真の青い鳥の名前はミソサザイ。日本語名はなんとなく冴えない名前なのですが、英語では、Splendid Fairy-wren(華麗な妖精)という形容詞が付いています。

ある日、自分の存在についてとても大事な話をしている時に、どこからともなく青い鳥がシュッと降りてきて、ピコピコとはねながら、土の上の餌をついばみ始めました。あまりにもきれいなその色にしばらく見惚れました。絶好のシャッターチャンスと思っても、動いたら逃げて行ってしまいそう。

小鳥は、時々私のほうに顔を向けながら、そこに留まっています。思い切ってカメラを取りに行き、いないのを覚悟で戻ってきたら、いたいた、まだ、そこに留まっていました。

「Animal Dreaming」という本によると、ミソサザイは、「知性」「心の強さ」「忍耐」「挑戦に向かう野望と勇敢さ」などの象徴として、いろいろな文化や国の童話や寓話に出てくる鳥なのだそうです。また、西洋にとっては、東洋から、「光明」「洞察」「知性」などを運んでくる鳥で、「知る」能力を体現化したものがこの鳥だということ。

話しの内容は突飛でも、自分にとっては極めて重要なことだったので、その瞬間にこの青い鳥の訪問を受けたことは、私にはとても大きな意味がありました。「キミの考えていること、感じていること、それを信じて大丈夫だよ」と言われたように感じたのです。

私たちには、迷う瞬間がたくさんあります。どちらが正しいのか、どちらが正解なのか。心と頭が時に違うことを言います。頭で考えることと心で感じること、そして、自分の口から出てくる言葉が全部一線にきれいに並んだ時、それが正解であり、情熱も心の平穏もその3つが合致している場所から生まれてくるのだと思います。

メーテルリンクの青い鳥は、「幸福は外ではなく内にあるもの」とチルチルとミチルに教えています。

訪問以来、この鳥は、私のデスクトップの隅にいつもいます。皆様にも、「青い鳥」をお届けできればと、Facebookでの新しい顔としてこの写真を選びました。

 

 

しばらくご無沙汰いたしました。

実りの多い日本での9日間でした。

いろいろな立場にいらっしゃる方々にお会いさせていただき、それぞれの皆様のストーリーを分けていただきました。

現在留学中の生徒たちの親御さん、先生がた、卒業生、卒業生の親御さん、未来の留学希望者。留学ということを通して、いろいろな方々にお目にかかれることはとても幸せなことです。

現在構築中のホームページを作成してくださっているFunward社の代表取締役の新井様とお会いさせていただき、ICET創立当時の経緯にも話が及びました。

高校生との出会い、そして、ICETの創設は、私の運命、生き方を変えました。

それまでの私は、本の虫。本さえ読んでいれば幸せで、メキシコでピラミッドの発掘など試みることもありましたが、本の中に広がる過去の文明を紐解くことがライフ・ワークになると思っていました。実際、それに夢中になっていました。

それが、十代の、これから未来を作ろうとしている若者たちと、そして、その親御さんたちと「留学」というものを通して関わることになり、過去から未来へと、私が見つめる世界は、180度転回してしまいました。これが運命のいたずらというものであれば、私は、そのいたずらに心から感謝します。それ以後の私の人生の豊かさは、それ以前のものに比較して、何十倍、何百倍にも豊かになったからです。

本の中の文明から生きた現代人に。生きた人との出会いは、出会った人の数だけストーリーがあります。幸せなことばかりではなく、心を裂かれるようなことも、頭を抱えたくなるようなことも、胃がキリキリ痛むようなことも、心臓が破裂しそうなこともたくさんあります。解決しなければならない問題や課題もたくさんあります。でも、豊かなのです、そのひとつひとつの出会いが。

そして、豊かになっているのは、私だけではないありません。

このプログラムに関わった一人ひとりがいろいろな形で、人生に豊かさを加えているはずです。

16歳で留学した若者は、違う国に第二のファミリーを持ち、違う国にたくさんの友だちを持ち、多くの体験を通して知識を増やし、技術や能力を磨き、英語を身に付け、自分の世界を大きく広げていきます。16歳のこの体験が、いろいろな色で、形で、その後の人生を彩らないはずがありません。

送り出された親御さんたちは、外国に想いを馳せながらも子どもに負けじと、新しい挑戦を始められたり、世界情勢に今まで以上の関心をもたれたりします。お仕事に没頭される方もおありでしょう。

留学生を受けてくださるオーストラリアのホストファミリーは、毎年新しい体験を積まれます。小さな子どもたちがいるお家では、留学生を受けたことが、後に彼らが留学生として別の国に出ていく素地が養われます。日本でも、留学生を受けてくださったお家の方々は、「人生が広がった」と言ってくださる方々が多いです。

こんなお話があります。あるお家では、次男の留学中に留学生を受けました。その留学生がやがて成長し結婚することになり、そのお家の方々全員がシドニーでの結婚式に招かれました。その時に、お母さんがつくづくと言われていました。「私の人生がここまで豊かになったのは、次男が留学すると決まってからです。それからは、毎年、それまで想像もつかなかったようなことに巡り会い、自分の人生の幅が大きく広がりました」と。

また、別のご家族では、やはり次男(次男が多いのでしょうかしら?)が留学中に、ブラジルからの留学生を受けられました。ブラジルに戻り、ロンドン・オリンピックに柔道の選手として出場することになり、日本の家族全員で、ロンドンに応援に行くんだ、ということ。「人生で、こんな日が来ることがあるなんて、感慨ひとしお」とおっしゃっていました。

シドニーでは、仕事の関係で引っ越されたファミリーが、「その地域に戻るので、ぜひとも、ICETの生徒をホストさせて」と言ってきてくださる例が時々あります。子どもがいるお家では、「子どもの教育になる」「子どもに国際性を家にいて身につけさせることができる」「子どもが日本語を習っているから、日本のことをいろいろ教えて欲しい」といったことが理由になるようです。

留学に関わるすべての人々に豊かなものがもたらされます。

そんなことをいろいろな場面で実感することができた今回の旅でした。

 

 

 

 

 

 

 

桜は、さまざまな想いを運んでくる不思議な花です。

桜が満開のときに、日本にいるのは、何年ぶりかです。

日本人にとっては、桜は、結びつくさまざまな思い出や、その時々の心を映す特別な花なのだろうと思います。

季節は違っても、ワシントンやキャンベラなど他の国々の首都を飾る桜は、日本の外交の歴史の象徴であり、カウラで咲く桜は、彼の地で散った日本兵の命を象徴するものです。

私、個人としては、若くして逝ってしまった従姉の棺の最後を見送ってくれた見事な桜並木の光景が重なります。

これから桜前線は、北上していきます。東日本の人々や福島の人々は、今年の桜にどんな想いを馳せるのでしょう。願いを託すには、あまりにも儚すぎますが、でも、その美しさが、未来への希望であって欲しいです。

岡山での保護者会の後、開催を喜んでくださったメールをたくさんいただき、私も、ああ、よかったと改めて思うと同時に、ご出席くださいました保護者の皆様に心から感謝申し上げる次第です。

私の機械音痴のために、音声が足りなかったり、先生がたに写真を掲載するお手伝いをいただくことになったりと、スムーズ出なかったことを申し訳なく思っています。でも、明るい表情をご覧いただけたことで、一安心されたことと思います。

私は、普段、皆さんのお子さんたちからたくさんの喜びを授かっている幸運な身にありますので、その喜びをほんの少しでも分かち合えたことは、私の最高の喜びでもあり、子どもたちに対しても、少し恩返しができたかな、と感じます。

子どもたちは、一生懸命に留学生活を送り、1年という時間の重さを十分に認識しながら、それぞれに、十二分にその時間の活用を図っています。

いろいろなことに挑戦すればするほど、失敗することもありましょう。でも、青年時代(まだ、少年・少女というべきでしょうか?)は、自分の世界を思う存分広げていく時期であり、失敗がたくさんあって然るべきだろうと思います。特に、留学はその最たる環境にあり、いろいろなことを体験し、また、失敗してみることで大きく成長していくます。

 さて、いろいろな会合や面談やオリエンテーションを組み合わせながら旅をしていますので、時間の調整が難しいことと、それに加えてパソコンの不具合が起こったりで、ブログの掲載が抜け気味になってきました。

数日、お休みさせていただくことになりそうです。戻りました際には、また、よろしくお願いいたします。

昨日、今日と、時間を割いて会ってくださった皆様全員に感謝します。

出会いは、いつも特別な感慨を置いていってくれます。

また、夕刻からの保護者会においでくださいました保護者の皆様、貴重なお時間を割いてくださってありがとうございました。どんなお気持ちでシドニーにいる子供たちに想いを馳せてみえるかを垣間みさせていただき、感慨を新たにしています。

皆様のお顔と子供たちの顔が結びつき、子供たちへの想いや理解がさらに深まりました。

お忙しい中、わざわざご足労くださいましてありがとうございました。心から感謝申し上げます。

森校長先生、トム先生、武先生、お忙しい中、馳せ付けてくださってありがとうございました。